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2013年7月1日の記事

親野智可等 連載コラム「ママも小学2年生」7回

第7回 習った漢字を使わせるには? 読み・書き障害(ディスレクシア)の場合には?

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●子どもが習った漢字を使わない理由は3つある

 

 

親のほうは、学校で習った漢字は、日記や作文で、あるいはノートに書くときに使って書くようにさせたいと思っています。

でも、子どもはなかなか漢字を使ってくれませんね。

 

私は次のような理由で漢字を使わないのだと思います。

 

 

1, その字を漢字で習ったこと自体をうっかり忘れている

 

2, 習ったことは覚えていても、漢字を覚えていないので書けない

 

3, 漢字で書けるけど、ひらがなで書いたほうが楽なのでひらがなで書いてしまう

 

 

1年生では、そもそもたくさん漢字を習っていないので、それほどでもないのですが、2年生以上になると、親が「習った漢字を使わなきゃダメでしょ」という回数が増えます。

 

 

●漢字を1つ使ったら5点? 10点?

 

 

ところが、何事でもそうですが、「○○しなきゃダメでしょ」という否定的な言い方で子どものやる気を高めることはできません。

効果があるのは、常に、否定でなく肯定です。

 

たとえば、漢字を使っていたらほめるというのを徹底すると効果があります。

日記、作文、ノートなど、子どもが書いたものを見たときに、漢字には1つ1つ丸をつけていきます。

 

そして、数を数えて漢字の点数をつけます。

 

点の付け方はケース・バイ・ケースですが、たとえば漢字を1つ使ったら5点と決めます。

この場合、15こ使っていたら75点、20こで100点、25こなら125点です。

 

そして、赤鉛筆などで「漢字125点」というように書いてあげます。

 

1つで10点とか100点などにすれば、もっと豪華な点数が取れます。

 

子どもはこういったことが楽しいのです。

 

それが漢字を使うきっかけになります。

 

 

 

●読み・書き障害(ディスレクシア)の子にはサポートが必要

 

 

子どもによっては、紙と鉛筆で文字を書くこと自体に非常な困難を感じる子もいます。

その場合、学習障害(LD)の1つである読み・書き障害(ディスレクシア)の可能性もあります。 
 
この場合、子どもは怠けているわけではありません。

ですから、不必要に叱るのではなく、その子の状態に応じたサポートをしてあげてください。

 

たとえば、iPadで文字を拡大して書き取りをするアプリもあります。

 

また、その子の困難に応じて、タブレット端末、専用ソフト、アプリ、DS、ICレコーダーなどの情報器機を使ってサポートすることもできます。

 

音読が困難な子の場合、教科書を拡大コピーしてあげると読みやすくなることもあります。

あるいは、親が「むかし、むかし」と読んで、子どもがそれを追って「むかし、むかし」と読む「追い読み」が効果的なこともあります。

 

 

●検索して情報を集めよう

 

 

いずれにしても、LDの小学生はクラスに2,3人いるといわれていますので、けっこうな割合といえます。 
 

「うちの子、もしかして」と思ったら、ディスレクシアについて検索するなりして、情報を集めてください。

そして、その子に応じたサポートをしてあげてください。

 

担任の先生にも情報提供して、理解してもらってください。

 

LDやディスレクシアの子が、すばらしい才能を秘めている可能性が多々あります。

実際に各界で活躍している有名人もいっぱいいます。

「ディスレクシア 有名人」「LD 有名人」などで検索してみれば、たくさん出てきます。

 

大切なのは、その子に応じたサポートです。

同時に、好きなことを延ばしてあげて、自分に自信が持てるようにしてあげることが非常に大切です。 
 
漢字が書けないとか、音読ができないなどの理由で、子どもを叱るのはとても危険です。

叱ることでその子の自己肯定感をボロボロにしてしまい、伸びる芽を摘み取ってしまうからです。

 

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