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小学1年生 2014年2月8日の記事

算数の文章問題が苦手な子には?

《きいて 教えて 舟山先生!》 苦手な算数の文章問題は、「必要感」と「実感」がポイントです。

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こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。 
 
小学1年生の勉強は、何か月か前までは、ひらがなを書いたり、1から10まで数えたりといった簡単なものでした。 
 
けれど、進級が近づくにつれてだんだんと本格的な勉強になってきたなーと、親御さんも実感されているのではないでしょうか? 
 
今回のお悩みは、算数の文章問題についてです。 
 
 
《今回のお悩み》 
 
Q. 算数の文章題が苦手な子には? 
  
前回、国語についてご相談されていましたが、わが家は、算数についてご相談させてください。 
  
わが家の1年生の息子は、足し算、引き算の計算問題はできるのですが、テストの最後に出てくるような文章問題がほとんどできません。 
 
どうやら、文章を読んで、足したらいいのか引いたらいいのかがよくわからないようです。 
 
見ていると、カンで足したり、引いたりしていて、丸をもらっているものはたまたま正解だったようなのです。 
 
算数の文章題を解けるようにするには、どのような教え方をしてあげたらよいのでしょうか? 
 

<埼玉県・シロクマ> 
 

 
A. 算数の文章問題を、自分が主人公のお話に置きかえて、足したらいいのか引いたらいいのか考えさせてみましょう。  
 
算数の文章問題については、親御さんだけでなく、教員にとっても悩みの種です。 
  
ほとんどの学校は、足し算をやったら足し算の確認テストをやり、引き算をやったら引き算の確認テストをやります。 
  
多くの子どもは、文章問題を解くときは、文章に出てきた数字の順に、足したり引いたりするのです。 
ですから、(たまたま)当たることもある一方で、大人から見るととんでもない間違い方をすることもあります。 
文章を読んで理解していないから、そうなりますね。 
  
そういう子にとっては、文章問題は「必要感」「実感」がないのです。 
「足し算や引き算の計算をしましょう」というのであれば、習った通りに計算をすればよいので、プリントもすらすら書きます。 
 
でも、 
「めだかを7ひきかっています。6ぴきもらいました。めだかはぜんぶでなんびきになりましたか」 
 
「はとが11わ、すずめが8わいます。どちらがなんわおおいですか」 
 
「いろがみが15まいあります。7まいつかうとのこりはなんまいになりますか」 
 
などという問題が一緒に並んで出てくると、もう何が何やら…という状態になります。 
  
教室では、 
 
「ぜんぶで」「あわせて」→ 足し算 
 
「のこりは」「ちがいは」→引き算 
  
などと、キーワードを文章の中から見つけて考えるという指導もあります。 
理解できる子もいますが、よけいに混乱する子もいます。 
  
そこで、最初は、一つ一つ文章問題を、実際に絵で描かせて具体化して、それを、足し算のときは描き加えたり、全体を丸で囲ったりし、引き算のときは線で消したり、並べて違いを見つけたりすることで、理解させようという先生もいらっしゃいます。 
  
足し算と引き算の両方を学習したら、とにかくそれらの入り混じった文章問題をどんどん解かせて慣れさせる先生もおられます。 
  
それくらい、文章問題を解くことが苦手・難しいと思っている児童が多いのです。 
  
ですから、算数でありながら、「文章問題」は、実際には国語の理解力が課題であるとも言われるのです。 
  
ところで先ほど、文章問題が苦手な子にとっては、「必要感」「実感」がないのではないかと書きました。 
  
何でこんなのやるんだろう? 
何で「りんご」や「めだか」なの?    
という子もいます。 
  
そこで私は、あえて教室の子どもが主人公の問題を作ったりします。 
 
今日の日直が健太君なら 
「けんたくんは、ガリガリくんをまとめがいしました。 
7本かいました。そのあとでまた6本かってもらいました。 
けんたくんは、ぜんぶでなん本のガリガリくんをもっていますか?」 
  
などと子どもの反応を見ながら作ります。 
 
子どもは、「ガリガリくん」「まとめがい」…という言葉にもう大興奮です。 
めだかの問題には無関心だった子も、これならすぐ書きます。 
 
つまり、子どもにとって「必要感」「実感」のある問題だったからです。 
  
健太君が、架空の話にせよ、ガリガリくんをたくさん持てるのですから、その数は知りたいのです。 
文章問題を解く「必要感」があり、“全部” というのは、足し算でできるんだという「実感」もわくように思います。 
  
こんな問題のあとに、ふつうの文章問題をすると、初動のモーターは回っていますから、するすると取り組みます。 
  
文章問題が苦手な子ほど、文章問題の主人公に据えるとやる気がでることがあります。 
 
ですからご相談者のシロクマさんの場合も、学校でできなかった問題の式になるような文章問題を、お母さんがお子さんの名前で作ってみるといいと思います。 
 
ただし、やりすぎは禁物です。 
お母さんまで “先生” になったら、子どもは逃げ場がなくなってしまいますから。 
  
あくまで、文章問題の苦手意識が少しでも薄れればいいのです。 
  
「文章問題が好きになる方法があったら、特許を取ってもいいのではないか」というぐらい、教員にとっても難しくて大きな課題です。 
親御さんも、それぐらいの気持ちでいたほうがよいように思いますよ。 
 

 

 

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