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小学1年生 2014年1月18日の記事

★国語の読解問題で、正しい答えを拾えない

《きいて 教えて 舟山先生!》 子どもには「視覚でものを理解する子」と「聴覚でものを理解する子」がいるようです。

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こんにちは。 現役小学校教諭の舟山由美子です。 
 
冬休みも終わり、2年生が近づいてくると1年生の勉強も、少しずつ難しくなってくるようです。 
今回は、そんな学習に関するご相談をお寄せいただきました。 
 
 
《今回のお悩み》 
 
Q. 国語ドリルの読解問題が苦手な我が子。どのように教えればよいでしょうか? 
 
1年生の女の子の母親です。 
早いもので、あと数か月で2年生になります。 
 
入学した頃は、勉強も「まだ1年生だから…」と思って軽くみていましたが、冬休みにドリルをやってみて、読解力や論理的思考力が足りない事に気づき、1年生の今からこれではマズイ… と焦りを感じています。 
 
例えば、文章の中から答えを拾う… という問題の場合、質問通りの答えを見つけられないようです。 
答えを文章の中から拾わなくてはいけないところを、自分で解釈して自分なりに解答してしまいます。 
 
(国語は、質問に対して的確に答えないと丸がもらえない教科だと思うのですが、どうも、質問に答える際に答えを膨らましてしまい困っています。そして、ポイントが抜けていたりします。) 
 
こんなタイプの子には、どうしたらいいのでしょうか?
 
 

<愛知県・りかごんママ> 
 

 

 
A. 「耳で理解するのが得意な子」は、文章を読んであげて口頭で答えさせ、国語の読解問題に慣らしていくとよいでしょう。 
 
冬休み中に、お子さんとドリルに取り組んでみたという、りかごんママさんは、意識が高くていらっしゃるな、と思いました。 
  
1年生の子どもからしてみると、ついこの前まで、ひらがなを習っていて、ようやくカタカナや、漢字を書く学習になって、「一字一字、大きくていねいに書いていてえらいね~」なんてほめられていたのに、急に筆記タイプのテストで点数をつけられ、「なんでだろうな?」と思っているかもしれませんね。 
  
多くの子どもにとって、国語とは、教科書に書いてあることを暗記できるぐらい音読して、漢字をていねいに書いて、「○○さん(物語の場合は中心人物)の気持ちを考えてみましょう」という先生の質問に答えればいいと思っているようなのです。 
  
実際の授業では、1年生でも、物語文・説明文・言語的な学習(漢字や言い回し)などについて、それぞれ指導法があり、それにともなって評価をしています。 
  
国語の評価には、 
 
「関心・意欲・態度」 
「聞く力」 
「話す力」 
「読み取る力」 
「書き表す力(作文など)」 
「言語に関する力(漢字や言い回しなど)」 
 
があります。 
  
お子さんと取り組まれたのは、市販のドリルでしょうか。 
文章にそった質問があり、それに答えるのは、「読み取る力」になります。 
お母さんが書かれている「読解力」「論理的思考力」は、ここに入ると思います。 
  
ここで、私が教室で子どもたちを見ていて感じていることをお話しします。 
 
子どもには、どちらかというと(あくまで「どちらかというと」なのですが) 
「目で理解するのが得意な子」と、 
「耳で理解するのが得意な子」がいるな、と思います。 
 
上の学年になるとあまり感じなくなりますが、低学年の時は、それらのタイプを見て指導を考えたりします。 
具体的には、「目で理解するのが得意な子」は視覚的な力が発達しているようで、書いてあることを重視します。 
ですから、学習のきまりや一日の予定などを教室のどこかに掲示しておくと、それをしっかり覚えていて守ります。 
 
こういうタイプのお子さんには、その場しのぎのあいまいな言葉がけは禁物なのです。 
こちらは伝えたつもりでもその子には通じていなかった、ということがよくあります。 
メモや絵でもいいので、何かに書いて(描いて)、その子が見られるものにするとよいようです。 
  
逆に「耳で理解するのが得意な子」は聴覚的な力が長けていて、一度聞いたことをよく理解して覚えています。 
「朝会で、校長先生が何を話していたかな?」などと質問すると、順序よく、話してくれます。 
こういうタイプのお子さんは、会話のやり取りも楽しい子が多く、おませな印象があります。 
  
りかごんママさんのお子さんは、どちらかというと、「耳で理解するのが得意」なお子さんなのではないかと想像します。 
たぶん、ドリルの問題を見せないで、お母さんが読んで聞かせて答えさせると、正解しているように思います。 
  
そういったタイプの子どもの「読解力」や「論理的思考力」を見るには、簡単な絵本を読んで聞かせたあとに、 
「なぜ◇◇はこんなことをしたんだろう?」とか、 
「自分だったらどうやって仲直りする?」 
などと聞いてみると分かると思います。 
  
りかごんママさんのお子さんは、さらに自分で答えを膨らませているのですから、想像力があるのだと思います。 
  
この、「耳で理解するのが得意な子」にとって、目で理解するしかないペーパーテストは苦手なことになるのです。 
それを書ける・書けないだけで判断したり、点数で叱ったりすると、苦手意識をもってしまいます。 
単に、目で見ていることが理解しにくいだけで、頭では理解できているのですから、それはもったいないです。 
  
あとは、“慣れ” なのです。 
  
ですから、できなかった問題については、読んで聞かせたあとに答えたものが正解だったら、 
「〇〇は、ちゃんと分かっているね~!」 
と言って青色の丸をつけてやり、 
(赤色は、最初の採点で使い、青色は再度取り組んだという印になる) 
 
その問題を見せ、 
「学校でも、こうやって読むとできるよ」 
と自信をつけてあげることが大切です。 
  
また「読解力」「論理的思考力」は、普段から本を読んだり、読んだ内容について親子で話したり、テレビで見たことについて考えを言い合ったりすることでも養われるようです。 
 
順序立てて話したり、大事なポイントを探したり、自分だったらこうする、など難しく考えずに、どんどん言わせたり、お母さんも言ってみるとよいと思いますよ。 
 
「耳で理解するのが得意な子」なら、お母さんの話をどんどん吸収するはずです。 
お母さんご自身も鍛えられるかもしれませんね。
 
 

 

※引き続き、お悩み募集中です! 
 
こちらのアドレス宛に、是非ともお悩みをお送りください。 
 
mamanote@gakken.co.jp 
 
現役小学校教師の舟山由美子先生にお答えいただきます。 
 
お悩みをお送りいただく際は、 
 
・件名「きいて 教えて 舟山先生!」 
・掲載ペンネーム  
・お住まいの都道府県  
・お子さまの性別・学年(年齢) 
 
を、お忘れないようお願いします。 
 
※ママノートで取り上げるお悩みは、毎回テーマに沿って編集部で選ばせていただくため、お寄せいただいたお悩みすべてにはお答えできない場合がございます。 
※内容確認のためメールを折り返させていただく場合もあります。
 
 

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