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小学1年生 2014年2月22日の記事

担任の先生から気になるひと言を言われて…

《きいて 教えて 舟山先生!》 先生だからこそ、見える姿も。 我が子の普段の姿を尋ねて、親と学校とで情報を共有しましょう

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こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。
 
今回も、国語の学習についてのお悩みが届いております。
 
学習に関しては、成長差があるので、今理解できていなくても後に理解できるようになった、ということは当然あります。
ただ、学習の理解を阻害する何らかの要因があるかもしれません。
その要因として「発達障害」「学習障害」などがあるということが知られてきました。
 
今回のご相談は、そうした「障害」についても触れられています。
 
 
《今回のお悩み》
 
Q. 国語の文章の読み取りが苦手な我が子。担任の先生から、「障害では?」と言われたのですが…。
 
はじめまして、舟山先生。
小学2年の男の子を持つ母です。
子供の読解力について悩んでいます。
 
国語の文章問題が苦手なので音読を毎日しているのですが、感想を聞いたりすると、物語には書いてない事を答えたりします。
 
例を出すと、絵本『スイミー』を読んで感想を聞いたところ…
「スイミーが仲間はずれになってるけど、仲良くなった」
と答えました。
 
そのような文章は書いてないので
「何でそう思ったの?」
と子供に聞いてみると
「教科書の絵を見て、そう思った。」
と言いました。
 
ひとつの場面に、子供がそう思うような絵がありましたが、文章は違う事が書いてあります。
文章を読んで答える事より、絵を見て自分の感じた事を答えてしまう。
テストでも同じで、質問に対して自分の感想を書いてしまう。
テストでは不正解ばかり。
 
先日、個人懇談で担任の先生から
「障害があるのでは?」
と言われました。
 
日常生活では質問に対して特に変わった答えはせず、普通に会話もできます。
読解力が欠けていると私も感じるので、毎日、音読をしてみたり、好きな絵本を一緒に読んでみたりしてますが、何をして良いのか分からなくなってしまいました。
障害?と言われた事が気になります。
 

(小2ママ)

 
 
A.   国語のテストのことからだけではなく、担任の先生は多くの児童を見ることで、感じている何かがあるはず。そのことをまずは聞いてみましょう。
 
「スイミーが仲間はずれになってるけど、仲良くなった」
というくだり、なるほどなぁ、と思いました。
スイミーがひとりぼっちでいた場面の絵と、仲間と力を合わせて大きな魚に挑む場面の絵とを比べると、そのように感じたのだな、と思いました。
 
PISA型テストという言葉を目にしたことがおありでしょうか。
その結果がいろいろとりざたされるようになってから、「連続テキスト・非連続テキスト」などという用語が国語で使われました。
 
わかり易く言うと、連続テキストとは、教科書の文章(『スイミー』なら、その文章)、非連続テキストとは、その文章に付随した挿絵やグラフなどの資料(『スイミー』なら、挿絵」)のことです。
 
いままで読解とは、文章(連続テキスト)だけの読み取りが多かったのですが、それ以外の挿絵や資料(非連続テキスト)から読み取る力も求められるようになりました。
ですから、挿絵からいろいろ読み取ろうというのは、必要な力ではあるのです。
 
ただ、それが肝心の文章と整合性がなければいけないわけで、ご相談者のお悩みはもっともだと思います。
 
実は、ご相談者のお子さんのような答えをする子は、どのクラスでも(数は少ないのですが)いると思います。
以前ですと、なかなかユニークな受け答えや考えをする “天然な” お子さんとか、国語が苦手なお子さん…というとらえ方をしていたかもしれません。
ですが、最近はそれも変わってきたように感じています。
 
個人面談で、担任の先生から言われたことがとても気になっておられることがうかがえました。
 
今、学校の現場では、「特別支援教育」という考え方が広まっています。
そのための研修もたくさんあります。
支援を必要とする児童生徒に対しての理解を深め、指導法を学ぶのです。
 
その中でも、私たちのような、公立小学校の通常学級の担任の関心は、『発達障害』や『学習障害』のあるお子さんに対して、どのような指導・支援を行うのか、ということに重点が置かれることになります。
 
ご相談の文章だけを読む限りでは、先生の方の言葉足らずも不安を掻き立てることにつながっているかもしれません。
 
私たちにとっては、仕事に関わることがらゆえ、『発達障害』や『学習障害』という言葉を使うことに対してのハードルが低いのですが、ほとんどの親御さんにとって『障害』という言葉だけがとても響いてしまいます。
 
今回のお悩みは、それらの “温度差” から生じたことではないかと思いました。
 
誤解のないように付け加えますが、担任が『発達障害』や『学習障害』という判断を下すことはできません。
これは、あくまでも医療機関で診断していただくものです。
 
ただ、『発達障害』や『学習障害』という診断が出ると、その子に対してどのような手立てをしたらよいかという方策が具体的に立てられるようになるのです。
 
担任の先生が「障害があるのでは?」とおっしゃられたというくだりを読んで、この先生は、ご依頼者のお子さんに対して、何か困っておられるのではないかと感じました。
 
おうちでは、お母さんと何の問題もなく生活しているのに…と思われるかもしれませんが、学校は集団生活なので、家庭とはまた違った課題や問題があるものです。
 
担任の先生としては、何とかお子さんに対しての指導の糸口が分かれば…という気持ちがあって、そのようなことを言ったのかもしれません。
 
そこで、まずは先生が「障害があるのでは」と言った意図を確かめ、具体的には以下のようにしてはいかがでしょうか。
 
 
1. 担任の先生に、この子について困っていることがあれば教えてほしいと伝え、話してもらう。具体的に、どのような場面でどのような行動をしているのかを話してもらう。
(話の内容によっては、家庭でよく言い聞かせることで解決したり、親御さんと担任が連携したりして事態がよくなりそうなら、ここで終わりです)
 
2. (1) で聞いた内容が、担任の先生の手に負えない、どう指導してよいか分からない、というものであるなら、自治体の教育相談機関(教育センターなど)で相談をする。
(そこでもまた、アドバイスをいただけるかもしれません)
 
3. 相談によって、カウンセラーや医療機関などへの紹介があり受診する。そこで、今後のアドバイスをいただいて、それを担任の先生と共有する。
 
 
お母さんが悩んでいる、先生が困っている、というのであれば、お子さんはもっとどうしてよいかわからないでいるかもしれませんね。
 
なんらかのアクションをして(この場合は相談をして)、そのうち気にならなくなるでしょう、という答えならそれに越したことはありません。
 
何かアドバイスがいただけたら、お母さんも担任も筋道が立てられて早めに手を打てた、というように前向きに考えられると思います。
 

 

 

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