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小学1年生 2014年1月2日の記事

お年玉の使い方について、どう伝えればいいの?

お年玉はムダ使いせず、できれば計画的に使えるようになって欲しいけれど……。

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教育評論家 親野智可等の 
「子どもにひと言 ママクイズ」14

 
 
Q 
子どもが、お正月にもらったお年玉を、自分の欲しいものを買うために全部使おうとしています。 
こんなとき、子どもに何と言いますか?

 
 
下の A・B・C の声かけの中で、あなたが選ぶとしたら……

 
 
A 
「全部、好きに使っていいよ」

 
B 
「将来のために貯金しよう」

 
C 
「使い道を一緒に考えよう」

 

 

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【クイズの答え】


 
Aを選んだあなたは…… 
 

「放任タイプ」

 
「全部、好きに使っていいよ」と言うだけで、何の指導もしないと、お金の使い方について考える力をつけることができないので×。 
自分でしっかり考えてコントロールできるようになるまでは、親子でお年玉の使い道を考えて。
 
 


 
Bを選んだあなたは…… 
 

「独断タイプ」

 
親がお年玉の使い道を全て決めてしまうのがいいとは限らないため△。 
これでは、お年玉をもらった子どもが不満を抱くこともありますし、自分で使い道を考える力も身につきません。
 
 


 
Cを選んだあなたは…… 
 

「協調タイプ」

 
お金の使い道を親子で一緒に考えるようにするのは○。 
子どもが何に使いたいのか希望を聞きながら、何を買って、いくら貯金するのか相談して決めてください。
  
 


イラスト/コダイラヒロミ

 

 

 

■一緒にお金の使い方を考えれば、ムダ使いすることはありません 
 

教育評論家 親野智可等からママへアドバイス

 
子どもがお年玉をもらって慣れない大金を手にしたとき、親が何の指導もなしに「好きに使っていいよ」と言ってしまうと、ムダ使いをしてしまうかもしれません。 
また、「将来のために貯金をしよう」などと、親が全て決めつけてしまうのも考えものです。 
子どもに不満が残ることもありますし、考える力を奪うことにもなりかねません。

 
「使い道を一緒に考えよう」と言えば、親子でよりよいお金の使い方を考えることができます。

 
相談の結果として「将来のために貯金をする」ことになっても “子どもが納得した上で決定した” ことがポイントなのです。 
また、お年玉の何割かを貯金し、残りで子どもが欲しいものを買うのもいいでしょう。

 
私は、お年玉の一部で、普段は買えないものを買って楽しむのもいいと思います。 
「おじいちゃん、おばあちゃんにもらったお年玉で、欲しいものを買ってうれしい」という気持ちを、子どもに味わわせてあげることも大切です。

 
子どもが、おじいちゃん、おばあちゃんへお年玉のお礼のお手紙を書き、買った物の写真を添えて送ってもいいですね。

 
また、「おもちゃの○○を買った、○○円貯金した」と、ノートなどに書いて保管しておくこともおすすめします。小さな子どもなら、クレヨンで自由画帳に書いてもいいでしょう。

 
そして、1年後にそれを見たとき、買ってよかったらハナマル、よくなかったら×などと書いて、子どもに評価をさせます。これが、子どもの金銭教育において、効果があるのです。

 
自分の買い物を自己評価できるようになると、次に欲しいものを買うときに「本当に僕はこれが欲しいのかな?」と考えてから買うようになります。

 
また、子どものお年玉を貯金するときは、ぜひ子どもを金融機関に連れて行って、一緒に手続きをしてください。お金を預ける意味が、子どもなりに理解できるようになります

 

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