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小学1年生 2014年3月20日の記事

どうしたら友だちができますか?

《きいて 教えて 舟山先生!》 失敗してもめげずに何度も繰り返すうちに、仲よしの子がきっとできるはず

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こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。
 
小学校に上がると、幼児期よりも人間関係が複雑になってきます。
子ども自身にも、「あの子と仲よくしたい」とか、「あの子とはどうも気が合わない」など、考えが出てくることで、悲しい思いをしたりつらい思いをしたりする場面もあるかと思います。
 
今回は、そうした友だちとの関係作りに悩むお子さんの親御さんからのご相談です。
 
 
《今回のお悩み》
 
Q. なかなか友だちができない子どもに、親は何をしてあげればよいのでしょうか。
 
はじめまして、小学4年の長女と小学1年の長男の2児の母です。
 
4月に入学し、姉と共に普通に学校に通っていましたが、10月初め頃、
「学校で意地悪をされて困っている」
と長男が言ってきました。
聞いたら5月頃からということだったので、ビックリしました。
 
長男は、1人で遊ぶのが好きで、「一緒に遊ぼう」といってくれた子がいたのですが、その誘いに乗り気になれず断り続けていたようです。
相手は面白くはないですよね。
 
そのときは、先生に間に入っていただいて解決できました。
(実は、その子は先生に頼まれて、1人でいる息子に声をかけてくれていたのでした)
しばらくは、その子と仲良くなり、遊んだりしていたようです。
 
ほっとしていたのですが、2月に入り、添い寝をして欲しいと言って甘えてきたりして「おかしいな?」と思うことがあり、「何かあった?」と聞いてみるといまだに1人もお友だちができず、「昼休みも1人でいるのが、さみしいし辛い」というのです。
 
休み時間は、ひたすらなわどびの練習をしているそうです。
(確かに1年生で全然なわとび自体できなかったのに、今は、2重とびが10回以上出来るようになりました。)
息子の話を聞いていると涙が出てきてしまいます。
子どもにどのようにアドバイスしてあげればいいのか、わかりません。

 

(めぐママ)

 
 
 
A. 友だちへの頼み方と、「失敗してもいいのだ」ということを教えてあげましょう。
 
まず、お子さんが訴えてきたということ、自分の状況を、しかも辛いことを、親に話してくれたこと、これは「とてもえらいね」とほめてあげたいですよね。
 
親はいつだって、子どもの味方だけれども、どこまで手出し・口出しをしてよいものか…と、悩み始めるのが学齢期の今ごろでしょう。
 
“お友だち作り” の問題。
これは子どもだけでなく、大人、いやママ友の中でも大きな課題になっているような気がします。
 
「お友だち作り」って、みんないつのまにかできているような気になっていますが、誤解を恐れずに言えば、恋愛が始まるときと似ているように思います。
 
1. 相手があってのこと。1人ではできない。
2. 以心伝心。こちらがどれだけ相手を思いやっているか、それがうまく伝わっているか。
3. タイミングが大事。
 
この3つが、ポイントのように思います。
 
この視点で見てみると、ご相談者のお子さんの場合
 
1 → 友だちはほしいと思いながら、1人でなわとびをすることで、周囲に対して「1人で大丈夫!」というシグナルを発してしまっていなかったか。
 
2, 3 → 誘ってくれていた子がいたけれど、その時は心が動かず、逆に意地悪されていたように感じた。でも、その子は今はもう、誘ってくれなくなった。
 
保護者会で、よくお話をさせていただくのですが、クラスの人間関係を円滑にするキーワードは「頼み方と断り方」です。
 
頼み方=「入~れ~て!」「貸してくれる?」
「ちょっと見せて?」「一緒に行こうよ!」
 
断り方=「ごめんね」「また、こんどね」
「それ、やめてね」「この方がいいんじゃない?」
 
などがあります。
 
これらが絶妙のタイミングで言えるお子さんは、友だちを作るのがとても上手です。
お母さん自身が子どもの頃を振り返ってみて、たくさん友だちがいた人を思い浮かべるとおわかりかと思います。
「この人と遊びたい!」と思わせる雰囲気の人がいたはずです。
 
でも、だれもがこんな人ばかりではありません。
だから、みんな悩んで、できるまで練習したはずなのです。
そして、自分に合う人と友だちになったはずなのです。
学校は、練習する場であり、何度でも失敗ができる場所であると思うのです。
 
できないことをできるようにするには、まず現状の認識が欠かせません。
お子さんは、すでにそれができています。
“寂しい” という心情も味わっています。
 
次にすることは、お友だちになりたいと、思っている子がいたら、声をかけてみること。
「今度その子に『遊ぼう!』と本気で声をかけてみようよ」と伝えます。
「頼み方」の練習は、大事です。
ここは親御さんの出番かもしれません。
劇のように、一緒にシミュレーションを何度もやってみるのです。
 
そして、もっと大事なのは、めげないということです。
一回でうまくいくことは珍しいです。
これも恋愛と似ています。
何回も、数打ちゃ当たる、ぐらいの気持ちも必要です。
 
さらに、大人の配慮として、この経緯を担任の先生に伝えておくといいですね。
先生が声かけをしてくれて友だちになってくれる、というのは、学年が上になればなるほど難しくなりますが、今なら、ちょっとした口添えで効果が出るかもしれません。
 
ご相談の文章から見ると、お子さんはあまり群れることなく、1人でもいられる性格のようにも思えます。
長い目で見ると、近い将来は気の合う仲間ができて、小学校1年のときは心配したものだったけれど…などと思う日が来るかもしれません。
 
それでも、今できること(友だちを作ろうとすること・頼み方と断り方を学ぶこと)を、人生の技術として、親御さんが一緒に寄り添って教えて、支えてくれたという体験は、とても大切な事として、お子さんの心に残ると思います。

 

 

 

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