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生活・しつけ

年長 2014年5月30日の記事

嫌いになると、相手の話を聞けないガンコ脳になる [5/30]

《育脳で才能を伸ばす・3回目》 人の悪口を言って嫌いになると、相手の話を聞き流すようになります。

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子ども脳のために、今すぐやめたほうがいい悪影響を与える習慣とは? 
 
小学校3年生の女の子、幼稚園年長の男の子のママであり、育脳インストラクター財前佳織さんにお話を伺いました。 
 
 
●子どもの前で悪口を言わない 
 
財前 「例えば、子どもが友だちとケンカをしたり、先生に叱られたりしたことを相談してきたときに、『○○ちゃんてひどいね』、『悪い先生ね』などと、一緒に文句や悪口を言っていないでしょうか。 
親が他人の悪口を言うと、子どももマネするようになってしまいます。 
 
それがなぜいけないかというと、人は一度相手のことを嫌いになってしまうと、その人の言うことを受けとめづらくなる “ガンコ脳” になってしまうからです。 
 
例えば、子どもが『先生のことが嫌い』と子どもが言った場合の、答え方の一例をご紹介します。 
 
まずは、『そうかぁ、嫌いなんだぁ』と共感することで、“あなたにとってママは仲間なんだよ” ということが伝わります。 
 
そして、『○○先生の、どういうところが苦手なの?』と聞き、相手を強く否定する “嫌い” という言葉を、“苦手” に言い換えます。 
 
その理由は、『嫌い』『ムカつく』など、マイナスの言葉を使っていると、脳がそれにまつわる情報をブロックし、物事や人への興味を削いでしまうからです。 
 
そして、子どもから答えが帰ってきたら、『そうかぁ。ママも小学生のときに同じ経験をしたよ。でも、苦手だなって思った人でも、話してみると意外とおもしろいことがわかったんだよ』などと共感しながら、別の考え方も伝えます。 
 
すると、『お母さんも同じ思いをしたことがあるんだな』と仲間意識が芽生えるとともに、『いろいろな考え方があるんだよ』ということも学んでいけるのです」 
 
 
●子どもと遊ぶときは大人も真剣勝負 
 
財前 「4~7歳までは、損得勘定を抜きに全力を尽くす、何事にもがんばれる脳を作るとよいでしょう。 
 
例えば、子どもと一緒にかけっこしたり、ゲームをしたりするときなどに手を抜いていないでしょうか。 
お母さん、お父さんが一生懸命やっているか、意外と子どもはしっかり見ているものです。 
遊びにおいても、ハンディをつけるなど工夫して子どもと一緒に真剣勝負をするといいですね。 
 
また、子どもの前で家族のために仕事をがんばっているパパのことをほめたり、親が地域に貢献する親の姿、友人・知人を大切にする姿を見せたりするのもいいと思います」 
 
 
●叱った後は、必ずフォローをする 
 
財前 「『子どもにさんざん注意したのに、全く聞いていなかった…』なんて経験はないでしょうか。 
脳には自分を守りたいという自己防衛本能があり、くどくどと長時間叱られると、“聞き流す” 習慣がついてしまうといわれます。 
それが続くと、親子間だけではなく、友だち、先生の話までも聞き流すようになってしまうかもしれません。 
 
もちろん、人の尊厳を傷つけるようなことをしたときや命に関わることしたときは、厳しく叱らなくてはいけません。 
ただし、叱りっぱなしにすると、子どもは『自分が否定されたのではないか』、『お母さんに見放されたのではないか』と不安を感じます。 
だから、叱った後に『あなたのことが大切だから言ったんだよ』とフォローをすることが大切です。 
 
そして、もしも子どもに対して必要以上に感情的な言葉を言ってしまった場合は、『ごめんね。ママが悪かった』とすぐに撤回して子どもに謝ってください。 
親の弱みを見せることになるのではないかと、心配する必要はありません。 
『悪いことをしたら、素直に謝ることが大切だ』というよいお手本にもなります」 
 
興味を持って一生懸命取り組む、悪いことをしたら素直に謝る…もしかして、親の普段の行動や言葉をお手本に、子ども自身が学んでいくのかもしれませんね。 
 
財前さん、ありがとうございました!

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