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小学1年生 2012年6月21日の記事

注意したい、ゲームとの付き合い方

友だちやパパがゲームをしていると、なかなか「ダメ!」とは言えないけれど、与え方には注意が必要です。

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お子さんは、テレビゲームや携帯端末ゲームで遊びますか?

 
梅雨入りすると、雨の日が続き 
外で遊べない日が多くなります。

 
そんなとき、テレビゲームや携帯端末ゲームは 
静かに遊べるのはいいけれど、 
子どもがあまり夢中になりすぎるのも心配…。

 
約束した時間や使い方を子どもが守れずに、 
親子のバトルの原因になることもしばしばです。

 
臨床心理士高山恵子さんに、 
子どもとゲームとの付き合い方についてお聞きしました。

 
 
 
高山 「最近はお父さん、お母さんでもゲームが好きで 
毎日やっているという人もいて、 
なかなかゲーム全面禁止と言い切れないのが現実でしょう。

 
ただ、子どもが1時間ゲームをするのと、 
大人が1時間するのとでは 
心身への影響力が大きく異なります。

 
子どもが1時間ゲームで遊んでいるときは、 
その分、体を使った遊びや、 
手先の器用さを鍛える時間が失われているのと同じと考えてください。

 
子どもは本来、遊びの中で 
周辺の環境からいろいろな情報を受け取っていますが、 
テレビゲームや携帯ゲームは、画面しか見ないので 
視野も限られてしまいます。

 
また同じ姿勢を長く続けるので、身体面でもよくありません。

 
幼い頃からゲーム中心の遊びになってしまうと、 
子どもが思春期になってゲームを制限しようと思っても、 
もう言うことを聞きません。

 
やはりゲーム機を与える時期は、少しでも遅い方がいいですし、 
与えるとしても、親子で相談して 
時間を決めて遊ぶように徹底したいものです。

 
お父さんが毎日ゲームをしているなら、 
『お父さんは大人だから』『働いているから』 
などと理由をつけて 
子どもにはルールが必要ということを納得させましょう。

 
 
私は、ゲームに代わる室内で遊べる良い遊びとして 
「囲碁」をおすすめします。

 
囲碁は、小さい碁石を扱うので、 
手先の器用さや集中力が養われます。 
また視覚認知機能を高めるので、 
字の学習などにも効果的といわれています。

 
それ以外にも、私が囲碁をおすすめする最大の理由は、 
囲碁は、生身の人間と相対してできる遊びだということです。 
対戦中に相手の表情や感情を読み取ったり、 
相手の状況を考えることで『他者視点』をもつことができ、 
それがコミュニケーション能力や思いやりなど、 
大切な生きる力になります。

 
対戦して『負けて悔しい』思いをするのも貴重な経験。 
自分が勝ったときに、負けた相手を思いやることができますし、 
『負けても次にまた頑張ろう』と、くじけない心が養われます」

 
 
 
高山さん、どうもありがとうございました。 
ゲームで遊ぶときには、親子で決めたルールを守らせるようにしましょう。

 
雨の日には、高山さんがおすすめされている「囲碁」など 
親子で対戦できる遊びをして過ごすのも楽しそうですよね。

 

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