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生活・しつけ

小学1年生 2016年11月18日の記事

★「早く履いて」が子どもの悪い靴の履き方につながる?[2016/11/18]

《子どもの健康のための正しい靴選び・4》「早く履きなさい」を「ゆっくりでいいから、しっかり履きなさい」に変えて。

 

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せっかく自分の足のサイズに合った靴を選んでも、間違った履き方をしては意味がありません。
JES日本教育シューズ協議会 理事長早川家正さんにお話をうかがっていきます。

 

早川 「靴を履いている子どもに『早くしなさい』と言って、急かしたことはありませんか?

また、ぬぎ履きが簡単にできる靴を選ぶこともあるのではないでしょうか。

これが、間違った靴の履き方につながっているケースとして多く見られます。

 

お子さんへの声かけを『早く履きなさい』ではなく
『ゆっくりでいいから、しっかり履きなさい』に変えていただきたいのです。

 

また、子どもが靴のかかと部分を踏みながら履いている姿もよく見かけます。
これは足にとっても靴にとっても本当によくないことなんです。

 

足にきちんと靴をフィットさせるには、かかと部分はとても大切です。
靴のかかと部分を踏みながら履くと変形してしまい、いくらサイズのぴったり合ったいい靴を履いても意味がありません。

 

履くときにそのつど、かかとを合わせ、ヒモや面ファスナーをとめ直し、足にぴったりフィットさせることが大切です」

 

サイズがぴったり合った靴を正しく履き、そして足を動かす運動の習慣も、子どもたちの足の健康のために大切なことだと早川さんはおっしゃいます。

 

早川 「現在の子どもたちの足の状態を、40年近く前のJIS規格(JIS靴のサイズ)を定める際のもとになったデータと比較すると、現在の子どもたちの足の長さ(足長)は少し長くなり、足の周囲(足囲)は細くなっていることがわかりました。

 

つまり、足アーチ(土踏まず)の高さが低く、形成が遅れ気味になっているのです。

 

足アーチは、生まれたばかりのときにはほとんどありませんが、歩いたり、走ったりして足を使いながら鍛えられていきます。


成長期の子どもたちの運動量が落ちてきていること、また、生活習慣の変化なども足アーチの形成の遅れに関係しているのではないかと考えられています。

 

足アーチは主に骨と靱帯と筋肉が関係していますが、骨と靭帯については成長期でなければ鍛えられません。
子どもたちには、足にぴったり合う靴を履き、外遊びなどでたっぷり運動して、足アーチをつくって欲しいですね。

 

子どもの将来の健康づくりのためにも、自分に合ったサイズの靴を選び、しっかり履く習慣を身につけることが大切です。


ぜひ家庭で『靴って大事なんだよ。しっかり履こうね』と、お子さんに伝えていってください。」

 

子どもへの「しっかり履こうね」という声かけは今日からできることですね。
子どもたちの健康のためにも、実践していきたいと思います。

 

早川さん、ありがとうございました!

 


これまでの記事はこちら

〈正しい靴選び・1〉サイズの合わない靴は、子どもの姿勢を悪くする?

〈正しい靴選び・2〉子どもにぴったりの靴サイズがわかる足計測シート

〈正しい靴選び・3〉靴を試し履きするとき、どこをチェックすればいい?

 

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