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小学1年生 2014年8月7日の記事

★自由研究、先生はどこを「評価」するのでしょうか?[8/7]

《きいて、教えて、舟山先生!》 自由研究は「評価」の対象外。ただし、そのがんばりや着眼点などは記録しています。

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こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。

夏休みも中盤に入り、そろそろ宿題のことが気になりはじめてきた人もいるのではないでしょうか。とくに自由研究は、1年生ではどんな題材を選べばいいのかという声がよく聞かれます。今回はそんな親御さんの声を取り上げたいと思います。

 

 

Q.題材に迷う自由研究。先生方はどんな点を評価するの?

 

子どもの夏休みに、どんな自由研究をさせようか悩んでいます。

評価の高い研究(作品?)は、1年生でも親子で時間や手間ひまかけて取り組んだものが多いように思いますが、私はフルタイムで働いているので、一緒にじっくり取り組むことはできません。

 

自由研究のネタサイトや市販のキットなどを利用しようかとも思うのですが、「地味でも一からテーマを考えてできるものが本来の自由研究なのでは?」などと考えてしまいます。それがなかなかできないので困っているのですが……。

 

そもそも先生方は、自由研究でどんな点を評価するのでしょうか?  

                           (会社員ママ 小1の男の子)

 

 

 

A. 自由研究は秋以降の「参考資料」。身の丈にあったものを楽しく作って

 

夏休みに入り、保護者のみなさんからよく聞く「お困り宿題」が読書感想文と自由研究です。どちらも、地域や学校によって事前指導に差があり、親御さんにとっては「何をどのようにして提出させたらよいか分からない」のでしょう。

 

読書感想文は、作文教育が盛んだった時期から続いている課題です。自由研究も、理科の授業時数・指導内容が今より多かった時期に、さまざまな試みや実践がなされており、どちらも「伝統」ある夏休みの課題なのです。

 

本来は、夏休み中の子どもが自発的に、時間をかけて仕上げることが望ましいのです。

 

しかし、現実には夏休みといえど、子どもたちはいろいろ忙しいし、親御さんはもっと忙しい……ということで、このようなご相談になるのだと思います。

 

結論から言いますと、担任は、自由研究では「評価」はしていないと思います。「評価」というのは、授業などの「指導」があってのもので、「指導→評価」は一体なのです。

 

また図工の作品なども、基本的には学校で仕上げたものだけで通知表の評価をすることからもわかるように、子どもが「自力」でおこなったものが「評価」の対象になるのです。

 

自由研究は、「指導」のない中での、子どもの“自由”な取り組みです。ですから、厳密な意味での「評価」は発生しないのです。

 

 

では「自由研究は何のためにするのか?」という疑問がわきます。

 

自由研究で子どもたちや親御さんが気にするのは、教師からの評価ではなく、実は子ども同士・親御さん同士の「評判」なのではないかと思います。

 

もちろん教師は、先ほど書いたように自由研究について評価はしなくても、そのがんばりや着眼点、表現方法などについては記録をとっています。これらの成果が、夏休み以降に実力アップにつながる場合があるからです。そのためにも自由研究は、子どもたちの大切な「参考資料」なのです。

 

一方、自由研究が教室前や体育館などに展示されたときに、じっと見比べているのが子どもたち自身であり、親御さんたちです。特に、例年1年生の作品は、上級生がかなわないような力作ぞろいです。冒頭で、自由研究は「伝統」ある夏休みの課題だと書きましたが、1年生の親御さんが頑張るのも「伝統」なのでしょう。

 

今はネットの情報があふれ、さまざまなキットが販売され、あちこちで「自由研究」対策のイベントがあるので、逆に何をしていいのか迷うのだと思います。実際、友だちがあっと驚くもの、「すごい!」と言われるものを作ったつもりが、並べてみたら同じような作品があっちにもこっちにも……ということは珍しくありません。

 

ここは、一度冷静になって、子どもの身の丈に合ったものを楽しみながら作ってみてはどうでしょうか。

 

ある親御さんが、夏休み明けにこんなことをおっしゃいました。子どもの自由研究を一緒になって夜までやっていたら、自分が子どもの頃、親が一緒にやってくれていたことを思い出した。親のありがたさを感じた、と。順番なんだ、と。

 

子どもが、親のアドバイスを素直に聞いてくれるのは、小学生の時ぐらいかもしれません。しかも、低学年のうちです。どうか楽しんでください。

 

もう一つ、制作中の様子をビデオで撮ったり、できあがったものを写真で残しておくとよいですよ。嵐の反抗期が来たら、何気ないふりを装ってぜひそっと見せてください。これはけっこう効きます。

 

※引き続き、お悩み募集中です!



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mamanote@gakken.co.jp



現役小学校教師の舟山由美子先生にお答えいただきます。



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