【小学1年生】と【年長】ママのお役立ち情報を配信!

  • トップページ
  • 学校・まなび >
  • 仕切りたがりで、友だちから敬遠されているようです

学校・まなび

小学1年生 2014年9月18日の記事

仕切りたがりで、友だちから敬遠されているようです

《きいて、教えて、舟山先生!》 まずは親が子どもの話を聞く姿勢を見せていきましょう

1129_img_01

 

 

こんにちは、現役小学校教員の舟山由美子です。

どのクラスにも、はきはきしていて、仕切りたがりでリーダー的な性格の子が1人はいるものです。大人から見ると、頼もしい存在ですが、子どもの間での評価はまた違ってくるようです。

 

今回ご相談のお子さんはそんなタイプ。よいところを伸ばせるような家庭での対応について考えます。

 

 

Q.リーダーシップはあるのに、友だちから敬遠されてしまいます

 

娘は小学校2年生になります。夏休み前の個人面談で、担任の先生から「リーダーシップのあるお子さんなのですが、それが強すぎて、ほかの子たちから敬遠されることもあるかもしれません」ということを言われました。どうもだんだん友だちが離れていっているようなのです。

 

たしかにうちの娘は仕切りたがる面があるので、友だちに対しても「○○ちゃんは、そこにいて。○○ちゃんは、あっちに行って」とか「ちょっとみんな、うるさいよ!」などと、命令や指図口調になる場面が多いみたいです。先日もほかのお母さんから「うちの子はボーッとしているから、いつもRちゃん(娘)に引っ張られちゃうのよね」などと言われました(嫌みではないのかもしれませんが)。

 

気も強くて、幼稚園の頃には男の子を泣かせて園から注意を受けたこともあります。先生は「リーダーシップがあるのはいいことなので、いい方向に伸ばせるように努力します」とおっしゃってくれていますし、私も娘のよい面は伸ばしてあげたいのですが、娘自身は、まだあまり友だちが離れていることを気にしてはいないようなので、はっきり注意するとプライドが傷つきそう……。

 

今のままだといじめっ子になるか、逆に嫌われてしまうかもしれないと心配です。どのように言っていけばいいのでしょうか?

 

(千葉県 りほりんまま)

 

 

 

A.「人の話を聞く」姿勢を身につけて、真のリーダーに

 

このお悩みを見て「うちの子は、言いたいことも言わずにじーっと黙ってばかりではがゆいのに…、うらやましいわぁ」と思っていらっしゃるお母さんは多いかもしれません。自己表現がしっかりできるお子さんは、それだけで大したものなのです。

 

教室で子どもたちを見ていると、男女関係なく、確かにしきりたがり屋さんはいます。おおむね勉強ができる子です。声も大きく、自分に自信があります。こういう子がリーダーになってくれると、担任としてはとても助かります。

 

ただし勉強ができて、自信があって、声が大きい子がみんなリーダーになれるかというと、それはまた別の問題です。なぜなら、リーダーを決めるのは自分以外のまわりの子どもたちだからです。

 

私は、体育でボールを使う運動のチームリーダーを決めるとき、子どもたちに「この人にリーダーなってほしい」と思う人の名前を書いて投票してもらうことがあります。2年生でもやります。投票用紙を見て読み上げるのは担任ですが、代表の児童2名が黒板に「正」の字を書いていく開票作業を、クラス全体で見守ります。30人程度のクラスでは5~6人を選びます。

 

こうして決まった上位者がリーダーになるのですが、どういう子が選ばれるのか、親御さんもご自身の経験から想像がつくのではないでしょうか。

 

そうです! 選ばれるのは「人の話をよく聞いてくれる子」です。子どもたちは本当に友だちのことをよく見ているなぁ、と感心します。さらに、そのリーダーと担任とでチーム構成を話し合うときも、その子たちはチームの力量が均等になるように考えたり、「あのリーダーは、仲良しの○○君を選んだ」と言われないよう考慮したり、クラスの中でなんとなく疎外されている子を、その子が心を許している子のチームに入れようとするなど、それはそれは、大人顔負けの心配りをします。担任がふだんの様子から選んだ目立つ子をリーダーに据えたら、決してこういうシーンは見られません。

 

 

さて、こうしてクラス全員の投票でチームリーダーを決めると、自他共に認める仕切りたがり屋さんたちが変化します。投票前は、自分が選ばれるものと高をくくっています。担任もそう思っているくらいなのですから。しかし、結果は「完敗」です。きっとプライドはうちのめされたことでしょう。

 

ここで心を入れ替えた子が変化するのです。それまでの自分の言動は自分勝手な言い分だったとか、声を大きくして仕切るのがえらいわけではない、黙って聞いていた友だちは実は不満だったのだ、ということに気がつくのだと思います。

 

 

ご相談の中の担任の先生の「いいところを伸ばしたい」との言葉からは、こうした何らかの策を考えておられるように感じます。では、家庭ではどうしたらよいでしょうか。これは私の個人的な考えですが、こういう子は、こうした仕切りをどこかで“学習”したのだと思います。たとえば、大人に囲まれて「王様」のように言い分を聞いてもらっているとか、身近にそういう言動をする人がいる……などです。

 

仕切るのが悪いのではありません。特に集団生活の場合は、そういう人がいてくれないと物事がはかどらないので困るのです。ただ、人は1人では生きていけないわけですから、自分だけのペースで強引に進めると周囲から浮いてしまいます。そのことは、親御さんが注意したり叱ったりするのではなく、「諭して」教えるべきではないかと思います。一番いいのは、親御さんが手本を見せ、お子さんの話を聞くという姿勢でいることでしょう。

 

子どもにとっていい親や先生とは、上から押しつけるだけでなく、「話をよく聞いてくれる」人だそうです。

 

 

私も子どもからこれを学び、でも、まだまだだな……と思う毎日です。親業も、先生業も、修行だと思って向き合っていきたいものですね。

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前のページへ戻る

トップページへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「ママノート」メルマガ会員にご登録はこちら

『ママノート』ツイッターやっています!フォローいただけたら幸いです。

  • 学研ほたるネット

過去の特集はこちら

学研の頭脳開発「ちえのおけいこ3歳」