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年長 2016年7月8日の記事

☆晴れの日も注意! 水遊び前に必ずチェックすること[2016/7/8]

《子どもの水の事故を防ごう・後編》当日の天気だけではなく、前日までに大雨が降っていなかったかもチェックして。

 

0708_水の事故② 

 

子どもの水難事故の注意点をお伝えした前回に引き続き、子どもの安全対策に詳しいセコム株式会社IS研究所の舟生岳夫さんにお話をお伺いします。

 

《計画》

 

●遊泳可能な、管理の行き届いた河川・海を選ぶ

 

河川や海へ遊びに行くとき、安全のためにチェックするべきポイントとは?

 

舟生 「アウトドア好きの親御さんは、あまり人に知られていない場所を開拓したいと思われるかもしれませんね。

 

でも、小さなお子さんを連れて行くのは危険です。必ず、遊泳可能で管理されている場所を選ぶようにしてください。

 

当然のことながら『遊泳禁止区域』では泳いではいけません。立ち入ることもないようにしましょう」

 

 

●前日、当日の気象情報をチェックする

 

舟生 「河川や海は、気象状況によって急激に増水したり、波が高くなったりします。

 

まず、行き先に大雨・洪水警報が出ていないか確認します。当日の天気だけではなく、必ず前日までの天気をチェックしてください。目的地の観光協会のHPなどで、現地の気象情報を紹介していることもあります。

 

『昨日、大雨が降っていたみたい。でも、せっかく前から計画していたのだから、当日晴れるなら行こう』と思われるかもしれません。しかし、その判断が水難事故につながる可能性もあるのです

 

 

《到着後》

 

●河川や海の近くにある立て看板をチェック

 

舟生 「近寄ってはいけない危険な場所などの注意が看板に示されています。

 

見かけたら、必ず読むようにしてください。また、現地で地元の人(観光案内所の人・管理人など)に河川や海の特徴を聞いても良いでしょう。

 

そのうえで、子どもに行ってはいけない場所を伝えます。遊んでいい範囲を伝え、子どもだけで水遊びさせないようにしてください

 

 

●水遊び中は、必ず親がそばに付きそう

 

舟生 「前回もお伝えした通り、バーベキューの準備や片付けをしているとき、大人同士で雑談をしているときなどに、子どもが危険な場所に行くことも考えられます。『準備・片付け係』、『子ども見守り係』を分担してください

 

 

●滞在中も常に気象状況に注意を払う

 

舟生 「雨が降ってきそうだな、上流のほうの雲行きがあやしいな……などと天気の変化をキャッチしてください。

 

例えば……

 

・上流の山間部に雨雲がかかっている

・水かさが急に増えた

・水が濁ってきた

・流木や落ち葉が流れてくる

 

などは、急な増水のサインです」

 

どこかへでかけるのでなくても、自宅から近い河川・用水路などで水難事故にあってしまうことも考えられます。

危険な場所へ近づかないように、子どもにどのように伝えればいいのでしょうか?

 

 

●近所の河川や用水路にも危険がある

 

舟生 「大雨や台風で、見慣れた河川や用水路が増水していると、子どもは『すご~い』と興味をひかれて近づいてしまうことがあります。

 

近所に危険な水辺がある場合は、お子さんに伝えておく必要があります。

 

このとき、ただ『危ないから○○には近づいてはダメ』と言うだけでは、本当の意味での“危険”を伝えることができないかもしれません。

 

例えば、子どもと散歩をして近所の河川に行き、注意が書かれた看板を一緒に見て『何て書いてあるかな?』と読んでみます。そうすることで、子ども自身も『危険な場所がここに書いてあるんだな』と理解できます。

 

そして……

 

『この前の台風の後、いつもより水かさが増えて流れが早くなっていたよね。いつもと違うときは、近づかないようにしようね』

『水かさが増えているときに、のぞき込むと危ないよ。流れが早いときは、大人でも立っていられなくて、流されてしまうんだよ』

『ボールや靴が川に落ちても、絶対に入ってはダメだよ。必ず大人に相談してね』

 

など、その場で危険を伝え、子どもに納得させるようにします。

 

また、テレビ・新聞などで水難事故のニュースを聞くことがあれば、『泳ぎの得意な大人でも、溺れてしまうことがあるんだよ』と、自然の怖さ、命を失う危険もあることをしっかりと伝えください

 

日頃から水の事故の怖さを伝えておくことで、いざというときに「危ないから近づかないでおこう」と子ども自身が判断できるようになるのですね。

 

舟生さん、ありがとうございました。

 

※国土交通省 河川局では、リアルタイムの川の防災情報をHPで公開しています(http://www.river.go.jp/)。洪水予報・水位周知河川、情報発表状況などがチェックできます。携帯版も有り。

 


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