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生活・しつけ

年長 2012年6月26日の記事

しつけのためと見守りながらもイライラが募る!

「しつけには見守ることも大切」と聞きますが、どう見守っていけばいいでしょうか?

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「我が子は顔を洗えば服はびしょびしょになるし、着替えものんびり。
朝の準備に時間がかかり、私はいつもイライラしてしまいます。
『生活習慣を身につけるには見守ることも大切』
と聞きますが、見守るにも限界が・・・」
 

佐藤正寿先生は、
「子どもは失敗して学んでいくもの、
見守ってほしい」とおっしゃいます。
どう見守っていけばいいのかうかがいました。

 
 
佐藤 「幼児期には身につけるべきことがいくつもあります。
たとえば、『洗顔・歯磨きができる』『服を着脱できる』
『手洗いができる』『順番を待つことができる』
『物を貸し借りできる』といったことです。

 
このような生活習慣は、最初は親が教えたり一緒にしたりしますが、
最終的には見守る形になるでしょう。

 
子どもが『自分でする』と言う時がチャンスですし、
たとえそう言い出さなくても『今日は一人でやってみる?』
と声をかけてどんどん挑戦させるべきでしょう。

 
ただ、問題はその見守り方です。
私は『失敗大歓迎』という姿勢が大切だと思います。
たとえ失敗をしても、やり方を教え励まし、できたらほめる。
そのくり返しで生活習慣は身についていくものです。

 
これは集団生活でも同様です。
たとえば、公園でブランコ遊びをしていて、
順番を守らずトラブルになる場合があります。
そのような時に、友だちやお兄さん・お姉さんに
『順番を守るんだよ』
と言われるなどの経験はとても大切なことです。

 
こういった経験から、
集団の中でのルールを子どもたち同士で学ぶのです。
それを『トラブルになるから』と
いつも親が先回りをしてしまうと、
子どもは失敗から学ぶことができなくなってしまいます。

 
私も子ども自身が失敗する経験はとても大切だと考え、
学級経営の中でも重要視しています。
忘れ物をしないに越したことはありませんが、
子ども自身が忘れ物をして本人が困るということも、貴重な経験です。
失敗から子ども自身が学ぶことも多いのです」

 
 
たとえ服がびしょびしょになっても、
着替えに時間がかかっても、
子どもにとって必要な経験なんですね。
今だけと思って広い心で見守りましょう。

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