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小学1年生 2014年11月6日の記事

2学期から突然、登校を嫌がるようになりました

《きいて、教えて、舟山先生!》 1学期と2学期でのわずかな変化につまずいているのかも

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こんにちは、現役小学校教員の舟山由美子です。

2学期に入り、1年生の子たちもすっかり学校生活になじむ頃。でも、この時期になって突然に登校を嫌がり始める子もいます。ちょっとした変化が子どもの心にブレーキをかけてしまうのかもしれません。今回は、そんなお子さんをもつお母さんからの相談です。

 

 

Q 2学期に入ってからの、突然の登校渋りに戸惑っています

 

初めまして、小1の娘について困っています。

1 学期中は元気に登校し、学校が楽しく大好きだったのですが、2学期に入って給食が始まり、5時間授業になると、帰宅後泣きながら「学校やだー」「行きたく ないー」と言い出しました。それからは毎日、昇降口付近まで登校につきそい、夜から朝出発するまで、メソメソしたり「学校やだー、行きたくないー」と、ことあるごとに言う日々です。

 

このまま励ましながらも、本人が「もう大丈夫」と言うまで、気長に付き合っていってよいものかどうなのか迷っています。

 

娘は真面目で、しっかりしようと頑張ってしまうタイプです。

 

担任の先生にも連絡帳で伝え、気にかけていただいているのですが、本人は、先生に相談したい気はあっても、なかなか直接お話しできないようです(恥ずかしく、勇気が出せないようです)。

 

幼稚園の頃から今まで、私から離れても全然平気で、むしろ風邪を引いてもお休みしたくないと泣いていたくらいな子だっただけに、私もかなり戸惑っております。

 

何卒、相談にのって頂けると幸いです。

宜しくお願い致します。

(レアレア)

 

A.手は離すけれども、心と目は離さないという姿勢でいて

 

このようなご相談を目にすると、日頃、子どもが元気でにこにこと学校に行ってくれているからこそ、日常が回っているのだと、つくづく実感します。登校を渋り だすと、とたんに腫れ物にさわるような、心がひりひりするような、そんな毎日になってしまいます。ご相談者の心中をお察しします。

 

自分の子どものことは、親が一番わかっているつもりだったのに、子どもが何を考えているのか、何に困っているのかわからないという時期は、遅かれ早かれ誰にでも来るものです。

 

それは小学校でかもしれないし、中学校、あるいは高校でかもしれない……いずれにしても、それは親御さんが子どもに向き合うべきときなのでしょう。

 

 

さて、ご相談についてですが、文面のみでは学校に行きたくない理由がはっきりわかりません。それから、お父さんはどのように考えたり、行動をしているのかな、とも思いました。というのも、子育てにおける父親の存在感夫婦間でのコミュニケーションの有無は意外に大きく、父親の影が薄かったり、夫婦間での子育ての意見の食い違いは、子どもに少なからず影響を及ぼすこともあるからです。

 

そしてもう一つ、お子さんが担任の先生に自分で話したがらないことも気になりました。幼稚園のときは、しっかりしたお子さんだったようです。恥ずかしいから、勇気がないから……ということももちろんあると思いますが、私は、自分の経験からもう少し別のことを考えました。

 

どんなにおとなしい子でも、口ベタな子でも、子どもは今自分が話さなければいけないというときは話してくれます。時間はかかるし、文脈もばらばらですが、とにかく話してくれるものです。話してくれないときは、それなりの理由があります。

 

一つは、先生をまったく信じていないとき。「先生に話すと責められる・批判される」と思うようです。この点は私たち教員が気をつけるべき点です。

 

二つめは、先生に話すと、自分が主張している事柄と、先生が見ていることと違うということがわかってしまう(と 思い込んでいる)ときです。お母さんは、当然ながら家での子どもの様子はわかっても、学校でどのように過ごしているかはわかりません。でも先生は、 100%とは言わないまでも、学校での子どもの様子が把握できています。「情報量が違う」ということを子どもはわかっているので、慎重な子ほど、口を開か なくなるように思います。また、プライドが高い子も言いたがりません。自分がつくりあげた「物語」が露呈してしまうと思うのかもしれません。

 

いずれにしても、学校に行く・行かないで親子ともども毎日疲弊しては、よくありません。子どもが先生に話したくないのであれば、スクールカウンセラーや、市区町村の教育センターの相談員とお話をするようにすればいいでしょう。スクールカウンセラーは、先生とは立場が違いますから、子どもは構えずに話せることが多いようです。お母さん自身も話を聞いてもらうと、ご自分の中でもやもやしていることが整理されるかもしれません。

 

最後に、お子さんは2学期から行きたがらなくなったということも、先生と面談するなどしてもう少し細かに話をしてみてもよいかと思います。具体的には、1学期と2学期で、例えば以下のような点でどんな変化があったか、ということです。

 

*クラス → 学習内容・班やグループの編成・係活動・友だち・座席など

*学校全体 → 学校行事とそれにまつわる他の学年との交流・クラス以外の人とのかかわりなど

 

子どもなりに、床の段差のような、ほんの少しのつまずきに敏感になっているのかもしれません。それに、ふとしたことから始まった問題は、ふとしたことで解決することがあります。お母さん自身が、演技でもいいので「長い人生の中ではたいしたことじゃないわ」という具合にふるまうことも大事だと思います。思い詰めないことです。

 

そのためにも、ご夫婦で考えを共有しておくべきだと思います。付き添い登校も、お母さんの都合がある日は、思い切ってやめて、それで子どもが行かないのであれば、二人で「学校」から離れる日があっていいと思います。

 

ここで、いつも書くのですが、「あなた(子ども)のことは大切だし、あなたのための支援は惜しまない。でもお母さんにはお母さんの生活がある。じゃあ、あなたは、どう生きたい? どうしたい?」ということを、淡々と態度で示すのも、ひとつの手だと思います。1年生の子どもでも、それは感じるし、考えることは可能です。

 

「手を離すけれども、心と目は離さない」という姿勢でいてはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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