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生活・しつけ

2012年5月9日の記事

電話応対など、「本物体験」はいつさせるべき?

電話の応対や包丁を使うこと、やってみたがるけれど、本物はまだ早い? それとも挑戦させるべき?

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「娘と同じ幼稚園の友人に電話をかけたところ、あちらの息子さんが電話に出て驚きました。
友人に聞くと、電話も出させるし、包丁も使わせて料理の手伝いもしているとのこと。
わが家では『やりたい』と娘が言っても
『できるようになってから』と言ってやらせていませんでしたが…」
 
まだ危なっかしいし、いないときに勝手に使われても困るし、
もう少し大きくなってから教えようと思っていたアレコレ。
この質問ママのご友人のように、
子どもが「やりたい」と言ったら何でもさせてみるという考えもありますが、
本当はどちらのほうが良いのでしょうか?
 
佐藤正寿先生はズバリ、
「本物で育てることが大事です。失敗してもいいから挑戦させてみましょう」
とおっしゃっています。
 
 
佐藤 「『できるようになってから』というのは、いつになってからでしょうか。
大人でもそうですが、人間は体験しないとできるようにはならないものです。
そして、人間『やってみたい』というときが覚えどきです。
4年生でもなかなかマッチを使うことができない子どもたちや、
5年生の家庭科の調理実習で
『包丁を使うのが初めて。緊張するなあ』
と言っている子どもたちを見ると、
『どうしてもっと好奇心旺盛な幼いうちに
その経験ができなかったのかなあ』と思うのです。
 
電話での応対も、
『おもちゃの電話で遊ばせてから』という考えがあるかもしれません。
しかし、本物では真剣さが違います。
定着が違います。
『本物を使った教育』は学校でも重要視しており、
社会見学や地域調べなど、教室では教えられない価値ある教育がたくさんあります。
 
電話の使い方のほかにも、
調理器具の使い方、お金の使い方、交通安全の実地教育 などなど…。
本物を使って子どもたちに教えるべきことは身の回りでもたくさんあります。
 
包丁は子ども用のものであれば5~6歳で使うことができますし、
お金も就学前からちょっとした買い物などで使わせてみることで、
正しい使い方への興味、金銭感覚を持つようになります。
 
もちろん、これらは
『子どもの自由に任せる』ということではなく、
保護者が監督した上での話です。
『ガスやヒーターを自分で使うときは必ずお母さんと一緒にしようね』
と条件付きで教えるのもいいでしょう。
 
『危ない』『心配だ』というのは、
お子さんがいくつになっても同じです。
それならばむしろ、その危険性を体験的に理解させることによって、
逆にそのものに対する使い方や付き合い方を覚えさせたいものです。
そして、それらができるようになったお子さんは、
確実に自信をもち、積極性も増します」
 
 
ありがとうございました。
 
子どもたちは好奇心旺盛で、
何でも「やってみたい」と言いますね。
そして、できたときには、何とも嬉しそうな顔をします。
事故には気をつけて、きちんと見守る必要はありますが、
子どもたちの「やってみたい」という気持ち、大切にしたいですね。

 

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