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小学1年生 2015年1月8日の記事

子どもが仲間はずれに……どうしたらいい?

《きいて、教えて、舟山先生!》 「困ったときに、自分から相談する」ことを教えて

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こんにちは、現役小学校教員の舟山由美子です。

学校での「いじめ」が問題になる昨今、子どもから友だち関係の相談をされると、親としては心配になってしまいます。このようなとき、親はどのようにして子どもを支えればいいのしょうか。

 

 

Q.仲間はずれにされた娘に、どう接すればいいでしょう?

 

初めてメールします。

娘は小学1年生。共働きで親子ともども毎日慌ただしく過ごしています。

 

娘は大人しくもなくやんちゃすぎることもなく、普段からニコニコしているタイプです。保育園時代から園での様子を自分から話すことはあまりなく、聞けば話すという感じなので、自分から話すときはよっぽどのことだと、親としては理解しています。

 

昨日のこと、突然「ねえ、仲間はずれにされたことある?」と聞かれました。内心ドキドキしながらも「うーん、あったかもしれないけど忘れちゃったな」と答えました。私が「仲間はずれにされたの?」と聞いてみると、体育の縄跳びの授業の中で鬼ごっこをしたらしいのですが、あるグループに「入れて」と言ったのに無視されたようなのです。

 

そのグループにいた子の名前を聞くと、普段よく聞く名前で仲良しと聞いていた子たちでした。そのうちの一人はあとで「ごめんね」と言ってくれたようなのですが、そのほかの子は「なんで?」と言われたようです。「『なんで?』ってなんだろうね?」と、つい言ったら、本人は「なんだろうね、アハハ!」と深刻な様子ではありませんでした。

 

親としては気になって仕方ないのですが、あまり根掘り葉掘り聞くのもよくないし、再び話してくれるまで様子を見てよいのか、それとも何か、例えば担任に相談などをしたほうが良いのか……と考え込んでおります。

こんなとき、どうしてあげたらよいのでしょうか。

 

(ひさか)

 

 

 

A.子どもの表情も観察して、朗らかなら見守りましょう

 

普段はニコニコして、友だちにいやなことをしないお子さんが、ふと口にした言葉から、親御さんとしては、「いじめ」を連想されてしまったようですね。

 

ご心配は当然ですね。ここでひとつ、保護者の皆さんに提案なのですが、「いじめ」という言葉を「いじわるに置き換えてみてはいかがでしょうか。見方が少し変わってきませんか。もちろん、「いじめ」は現実に存在しますし、「いじめ」に苦しんでいる子はたくさんいます。それでも「いじめ」と「いじわる」を区別して、それらの行動を整理してみると分かることがあると思うのです。

 

ご相談者のお子さんは「いじわる」をされたのですね。しかも相手は複数で、その中には「自分がいじわるしたな……」と思っている子もいるのですね。1年生とはいえ、わが子が「いじわる」され続け、「いじめ」にまで発展する前に、どうにかしたいとお考えなのでしょう。

 

お子さんが、「ねえ、仲間外れにされたことある?」と聞いてきたとのこと。いい質問ですよね。私たちは、多かれ少なかれ、仲間はずれをしたりされたりして大きくなったと思うのです。中には「自分はいつも公正な態度をとってきたから、そんなことをしたことはない」とおっしゃる方もおられるでしょう。でも、それはあくまで自分からの視点です。相手から見ると、「もっと助けてほしかった」ということもあったでしょう。

 

また、ふだん子どもたちを見ていて思うのですが、子どもというのは思ったより公平な目で物事をみているものです。

 

例えば、横暴な態度で友だちを従わせているA君がいるとします。関わると怖いので、ほかの子はその場をやりすごしています。でもあるとき、そのA君が反撃さ れ、仕返しされて泣いていたとします。ほかの子は、黙って見ています。そしてひとしきりA君が泣いたあと、何もなかったかのように、普通にA君と接したり します。ドラマなら「これでわかったろう?」というセリフがあるものですが、実際の子どもたちに、言葉は必要ないようです。こうやって、子どもたちは“子どもの世界”を生きているのだな、と思います。

 

その一方で、こんな微笑ましい場面ばかりではなく、低学年のときはわがままな態度で友だちにもいじわるをしていたB子が転校していき、再び高学年でもどって きたときは形勢が逆転していて、あからさまな「いじわる」「いじめ」とまでいかなくても、卒業まで何となく疎外され続けた……ということがありました。

 

自分が人にしたことは自分もされるのだ、ということ。自分では無自覚だった行為も、相手から見たら、いやなことだったのかもしれないと考えられること。こんなこともだんだんと教えていかなければならないのだと思います。その上で、困ったときは、信頼できる人に自分から相談できる子を育てていかなければならないのだと思います。

 

お子さんが「いじわる」をされたときは、大きなチャンスです。次のように教え諭すことができます。今回のことで言うと、

 

① 「お友だちから仲間はずれにされたら、いやだよね。○○ちゃんは、お友だちにそんなことをしないようにしようね。仲よしが一番いいよね。」

 

② 「○○ちゃん、これまでのことを考えてみて。もしかしたら、そのお友だちが何か困っているとき助けてあげられたかな。『○○ちゃん、いじわるだな』って思われたことはないかな?」

 

③ 「今日みたいに、学校でのことをお母さんに話してくれるとうれしいな。それから  困ったことや、どうしてかなって思ったことは、お母さんや先生にこうやってお話するんだよ。」

 

と、話すとよいと思います。お子さんの表情が朗らかなら、黙って見守るべきです。表情に陰りがあったら、すぐ担任の先生に相談されたほうがいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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